ショッピングカート
カート内に商品がありません。
ショッピングを続けるい草を素敵に取り入れている方のお家におじゃまし、暮らしのアイデアやこだわりをご紹介するコラム「い草のある暮らし」。
少し間が空きましたが、第2回は当店の店長・西の自宅をご紹介。ソファを手放したタイミングで、床で過ごす生活にシフト。その際に、置き畳「鎌倉」を取り入れてみたそうです。
中古物件をリノベーションして、家族の「好き」を詰め込んだMIXスタイルなお家。店長自ら執筆した、お家愛に溢れるテキストにもぜひご注目ください!
西
職業 / 萩原製造所 店長
間取り / 3LDK
暮らし / 4人暮らし(妻・小学生の娘2人)
リビングにあった大きなソファを手放したきっかけは、結局いつも床で過ごしている自分に気付いたから。テレビを見るときも、本を読むときも、なぜか床の上でくつろいでいる。それならば、思い切ってソファを手放し、床での生活を快適にする方向へ――床座生活にシフトしてみようと決めました。
「では、床で暮らすうえで一番いい素材は何だろう?」と考えました。
フローリングのままでは硬すぎるし、カーペットは掃除が大変。ラグマットも試してみましたが、特に夏はちょっと暑かったり......。
いろいろと試した結果、最終的にたどり着いたのが、置き畳「鎌倉」でした。長時間座っていても疲れにくい適度なクッション性と、しっかりとした安定感。そして掃除のしやすさも決め手になりました。
素肌に直接触れる畳やござの優しさは、ソファの人工的な素材では味わえない特別なもの。夏は涼しく、冬は意外に温かみを感じられるのも、自然素材ならではの魅力です。
季節が変わるごとに、畳の上で過ごす時間の質が変化していくのも楽しみの一つ。
春の陽だまりの中で読書をしたり、夏の夕涼みにここでお茶を飲んだり。畳とござが作り出す空間は、四季を身近に感じさせてくれます。い草の香りがふわっと漂う瞬間は、自然と心が落ち着いていくのを感じます。
少し話がそれますが、床座生活でもうひとつ欠かせないのが「リビングクッション・マロー」。
8年ほど愛用しており、まるで長年の相棒のような存在です。コロンとした見た目とその絶妙なクッション性で、家族で取り合いになります(笑)。
さすがに8年使っていると少しへたってきていますが、それでもふわもち触感は健在! ちょっとお値段はしましたが、その分、所有欲を満たしてくれる最高のアイテムです。
どんな姿勢でもフィットしてくれて、横になって映画を見るときも、あぐらをかいて作業をするときも、背もたれとして使うときも、いつも心地よくサポートしてくれます。
コロンとした見た目のふわもちクッション「マロー」
あまりにお気に入りなので、キャンプにも連れていくほど(しかも洗えます!)。アウトドアでも室内でも変わらない快適さを提供してくれる、まさに手放せない存在になっています。
畳での生活は、想像以上に自由度が高いものでした。
まず、視界を遮るものが少なくなり、部屋がぐんと広く感じられるようになりました。掃除もしやすくなり、いつも清潔な状態を保てるのが嬉しい変化でした。
そして、くつろぎの時間。座椅子代わりにクッションを使ったり、寝転んだり、ヨガをしたり。一つの空間でさまざまな過ごし方ができるのは、床座ならではの魅力です。
友人が遊びに来たときも、みんな自然と畳の上でリラックスしてくれます。固定された座席がないからこそ、その時々の気分や会話の流れに合わせて自由に座る位置を変えられる。これが、意外にもコミュニケーションを豊かにしてくれているような気がします。
夏休みには小学生の娘の友達が泊まりに来ましたが、この畳の上で気持ちよさそうに雑魚寝してました(笑)。子どもたちにとっても、畳は特別な空間なのかもしれません。
畳の上で過ごす時間は、現代の忙しい生活の中で、ほっと一息つける貴重な時間。日本人のDNAに刻まれた、畳への親しみやすさを改めて実感しています。
私は割と古い家をリノベーションして住んでいます。ですが、これまでの写真を見ていただくとわかるように、決して純和風な部屋ではありません。木製の柱や扉など、味のあるパーツは残しつつ、シーリングファンには工業系のデザインなど、家族の好みをMIXさせた空間になっています。
今回はさらにそこに純和風の畳を敷くという、カオスな空間になりそうなチャレンジでしたが、意外と良くないですか? このアンバランスさが気に入りました。快適ですし。
畳というと和室のイメージが強いかもしれませんが、実は現代的な空間にも驚くほど馴染むんです。天然素材の温かみが、無機質になりがちなモダンインテリアに柔らかさをプラスしてくれました。
畳の可能性は本当に無限大だなと実感します。和室だけでなく、こんなふうに現代のライフスタイルにも自然に取り入れることができる。むしろ、異なるテイストを組み合わせることで、より個性的で居心地の良い空間が生まれるのかもしれません。
壁には子どもの作品を飾っています。
リビングの向こうは私の書斎。お気に入りの空間です。
シンプルながらも豊かさを感じる、畳との床座生活。ソファを手放したことで見つけた新しい暮らしのスタイルは、思っていた以上に満足度の高いものでした。畳とござ、そしてお気に入りのクッションがあれば、十分に快適で心豊かな時間を過ごせることを実感しています。
季節の移ろいとともに、畳の上で過ごす時間の質も変化していく。そんな日々の小さな変化を楽しみながら、丁寧な暮らしを続けていきたいです。
使わないときは1畳以下、パタパタ広げるだけでくつろぎの畳スペースに早変わり。半畳サイズの畳を縫いつなげた、折り畳める置き畳。
隙間が少ないので、ゴミも溜まりにくくお掃除もラクラク! 小さな子どものいるご家庭のストレスを軽減してくれる置き畳です。
まるで小石みたい! まんまるフォルムが愛らしい、洗えるクッション。小石みたいな見た目なのに、触るとびっくり。まるでマシュマロのような“ふわもち”新触感です。2024年から中材が補充できるカバータイプになりました。