[YAiGUSA BASE] 八代研修に行ってきました!〈2026年2月編〉

八代研修に行ってきました!〈2026年2月編〉

毎年2月はい草・い製品の品評会に交流会と、い草業界のイベントが目白押し! 全国のい草業界の人たちが、い草の聖地こと熊本県・八代に集結します。YAiGUSA BASEの二人もこのシーズンに合わせて、約1週間の八代研修に行ってきました。今回はその様子をお届けします!

い草・い製品品評会の見学

第51回 熊本県い業大会「い草・い製品品評会」

第51回 熊本県い業大会「い草・い製品品評会」の出展品展示会を見学してきました。会場に足を踏み入れた途端、い草の良い香り! い草農家さんが丹精込めて育て、織り上げたい草が並ぶ光景は圧巻でした。

い草・い製品品評会 会場の様子

い草・い製品品評会 会場の様子

memo|い草・い製品品評会とは?
い草生産者さんの生産技術向上と、熊本県産い草のブランド力強化を目的として、い草や畳表の出来栄えを競う審査会。熊本県い業生産販売振興協会と八代地域農業協同組合が開催しています。
その年に収穫されたい草やそれを用いて織られた畳表が出展され、厳正な審査のもと入賞作品が選ばれます。特に優れた出展品には、農林水産大臣賞などの特別賞が贈られます。今回は228点が出品されました。

「いざ八代へ ~い草の未来を変える2日間~」に参加

いざ八代へ ~い草の未来を変える2日間~ 会場の様子

品評会を見学したあとは、若手い草農家さんと畳屋さんの交流・勉強会「いざ八代へ ~い草の未来を変える2日間~」に2日間参加しました。焼津でい草づくりをしていることを知っていただけたり、い草業界の方々と情報交換ができたりと、とても有意義なひとときを送れました。

いざ八代へ 会場での交流の様子

焼津で収穫したい草の実物も展示させていただきました。「初めての収穫だったのによくできているね」と、熟練の農家さん・畳屋さんたちからもお褒めいただき恐縮でした。

この会については、別記事にてレポートをお届けします!

い草農家・上田さんの作業場見学

い草農家 上田恭弘さんとYAiGUSA BASE 横田・下出

そのあとは、い草農家・上田恭弘さんご夫妻のご自宅にお伺いし、作業場を見学させていただきました(今度焼津に来て機械を見ていただくお願いも……!)。

上田さんはい草農家さんのなかでも特に農業機械に詳しい方で、日頃悩んでいることをたくさん質問させていただきました。静岡にはい草の機械に詳しい人がいないため、自分たちで覚えていく必要があります。

整理整頓の行き届いた作業場

上田さんの作業場は、隅々まで整理整頓が行き届いていて感動的! 整理整頓も農作業の効率を上げる大事な要因のひとつなので、YAiGUSA BASEも上田さんのような、整った環境づくりを目指していきたいです。

い草農家 上田恭弘さんご夫妻とYAiGUSA BASE 横田・下出

い草農家 上田恭弘さんご夫妻とYAiGUSA BASE 横田・下出

い草農家・田淵さんのもとで、仕上げ作業研修

畳表の仕上げ作業研修の様子

最後は、い草農家の田淵稔さん・満稔さんに、ござ織りの仕上げ作業を教えていただきました!

「仕上げ」とは、織機でい草のござ織りをしたあと、織り上がったござ(畳表)を確認しながら、気になる箇所があれば手直しをしていく作業。この作業を行うことで、より美しいござが完成します。

畳表の仕上げ作業研修中の横田

ござを織る際は、い草の根元の最も太い部分がぎりぎり通るよう、織機を設定して織り上げていきます。しかし、い草は一本一本太さが異なるため、本来ならば一本で織られるはずの部分が、細いい草二本で織られてしまうこともあり、これを「二本差し(にほんざし)」と呼びます。

二本差しがあると、畳表の見栄えが悪くなってしまうため、これを手作業で取り除き、畳目をより美しく仕上げていきます。

畳表の仕上げ作業研修の様子

二本差しを取り除いた後は、仕上げ包丁で丁寧に慣らしていきます。もし失敗すれば、そのござは使えなくなってしまうため、慎重な作業が求められます。

畳表の仕上げ作業研修中の下出

細かな畳表に目を凝らして仕上げていくのは決して簡単ではなく、何度も何度もこなしては体で覚えていくしかありません。作業中は田淵さんが横で見守ってくださり、時には実際に作業する姿を見せてくれたりと、とても丁寧にご指導いただきました!

い草農家 田淵満稔さんとYAiGUSA BASE 横田・下出

い草農家 田淵満稔さんとYAiGUSA BASE 横田・下出

最後は記念撮影。焼津のい草づくりは、八代地方のい草農家さんのたくさんの支えがあってこそ。教えてくださったことを活かして、今後も焼津でい草づくりに励んでいきます!

【おまけ】ミニ畳を作らせていただきました!

ミニ畳を作りの様子
完成したミニ畳とヘアゴム

取材させていただいたあと、萩原製造所スタッフたちはミニ畳・畳縁を使ったくるみボタンのヘアゴムづくりを体験させていただきました。ミニ畳では、品評会で一等を受賞した畳表を使わせていただくという贅沢さ! お花やオブジェと一緒に飾って、楽しませていただこうと思います。

YAiGUSA BASE(ヤイグサベース)

2024年、静岡県焼津市で始動した萩原のい草栽培プロジェクト。単なるい草を栽培する場ではなく、「日本のい草産業・文化を盛り上げ、未来につないでいきたい」という想いから発足しました。

Instagram:@yaigusa_base

この記事を書いた人:

【萩原製造所編集スタッフ】
い草に携わって130年以上の歴史を持つ〈萩原株式会社〉の直営オンラインショップの編集スタッフ。豊富な知識を生かして、現代のお家でも生かせる、い草と暮らしのアイデアをご紹介していきます。

2026.03.25
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