[YAiGUSA BASE] 「いざ八代へ ~い草の未来を変える2日間~」に参加してきました!

「いざ八代へ ~い草の未来を変える2日間~」に参加してきました!

2026年2月13日~14日に開催された「いざ八代へ ~い草の未来を変える2日間~」にYAiGUSA BASEが参加してきました! 当日は、焼津でい草づくりをしていることを知っていただけたり、い草業界の方々と情報交換ができたりと、とても有意義なひとときを過ごすことができました。 今回はその様子を、萩原製造所スタッフがレポートします!

「いざ八代へ ~い草の未来を変える2日間~」とは?

いざ八代へ ~い草の未来を変える2日間~

熊本県八代市で開催されている、若手い草農家さんと畳屋さんの交流・勉強会。毎年、い草・い製品品評会の時期に合わせて開催されています。

「若手が集まる場所」ということを大切にしており、八代地方の若手い草農家さんや全国各地の畳屋さんなどい草業界の人々が、い草の未来について熱く語り合えるアットホームな会となっています。

1日目|勉強会&交流会

いざ八代へ ~い草の未来を変える2日間~

会場には、八代地方の若手い草農家さんや、九州・関東地方など全国各地から集まった畳屋さん・い草業界の人々が集結。

2026年3月13日 いざ八代へ 1日目
2026年3月13日 いざ八代へ 1日目

なんとこの会、萩原製造所でもお馴染みのい草農家・田淵満稔さん、村上友教さん、畑野泰輝さんが中心となる「未来の会」が主な企画運営を担っています※1! もともとは熊本畳表株式会社※2の倉庫で若手農家さんが集う小さな会として始まりましたが、今では多くの方が参加する規模へと成長したそうです。

※1 主催:未来の会×熊本畳表株式会社×健康畳店会×東海機器工業株式会社×元気畳店会
※2 田淵満稔さんの父・田淵稔さんが代表を務める会社

挨拶をする弊社社長 萩原

YAiGUSA BASEは2回目の参加で、今回は初収穫のい草と共にブース出展をしました(萩原の社長〈画像左〉は初参加!)。静岡・焼津でい草を作っているということで、他の農家さんとは少し異なる立ち位置で緊張感もありましたが、温かく受け入れていただけました。

三重県の中村畳商店の中村さんによる講演の様子

まずは三重県の中村畳商店の中村さんによる、畳店の多角化戦略の講演。他では聞けない畳屋さんのリアルな事情や売り上げアップのノウハウに、皆さん真剣に耳を傾けていました。

県南農業普及・振興課 い草地域農業支援班の西田さんによる講演の様子

次に、八代市長の小野泰輔さんからご挨拶をいただいたあと、県南農業普及・振興課 い草地域農業支援班の西田さんによる、い草産地の現状と課題についての講演。い草の歴史から現在に至るまで、そして2025年8月に八代を襲った豪雨によるい草農家への影響と現状などをお話いただきました。

講演をする未来の会 溝口さんと田淵さん

最後は「未来の会」の溝口さんと田淵さんによる、い草農家の現状と今後の在り方について、経営視点で考える講演。持続可能ない草農業経営には、家族経営に依存しない組織作りが必要であると、具体的な数字を提示しながら述べていました。

後日お話を聞いたところ、この日のために「未来の会」のみんなで夜に何度も集まり、電卓を叩きながら農作業にかかるコストや時間を可視化し、議論を重ねたそうです。日中は農作業をこなし、くたくたになりながらも夜はい草農業経営について考える……。農家さんたちのい草づくりへの並外れた情熱には、強く心を打たれるものがありました。

いざ八代へ 会場の様子

会の合間には、交流も。YAiGUSA BASEもたくさんのい草農家さんや畳屋さんと交流ができました! 焼津の田んぼを見てみたいと言ってくださる方もいて、とてもありがたかったです。




2日目|意見交換会(求評会とディスカッション)

いざ八代へ い草の品種に関する勉強会の様子

いざ八代へ 会場に並べられた畳表

会場には、い草・い製品品評会で入賞した畳表も!

2日目は、い草の品種に関する勉強会からスタート。会場には若手農家さんのい草が「ひのみどり」「涼風」「夕凪」「ひのはるか」と、品種ごとに並べられ、実際に育てた農家さんが解説。

今年のい草の傾向など、農家さんだからこそ分かる専門性の高い情報は「お客様に説明しやすい」と畳屋さんから大好評でした!

いざ八代へ 畳表の商談会の様子

その後は、畳表(ござ)の求評会。い草農家さんは自身のい草を直接畳屋さんに紹介でき、畳屋さんは新たな農家さんや情報を知ることができたりと、双方にとってとても有意義な時間となっていました。

いざ八代へ ディスカッションの様子

最後は、参加者全員でディスカッションを行いました。議題は「い草農家の時給を、熊本県の最低賃金まで上げるには」。い草農家、畳屋、卸業者と、それぞれに考え方や課題があり、互いに理解を深め合っていました。

いざ八代へ 抽選発表の様子

未来の会メンバーが手掛けた畳表が当たる抽選会も。普通に仕入れると高価なお品なので、当選された畳屋さんは「こんなに貰っていいの!?」と驚かれていました(笑)。

いざ八代へ 当選者との記念撮影の様子




参加させていただいて感じたのは、い草業界の人たちの熱量の高さ。い草を取り巻く環境は厳しい状況のなかにありながらも、どの方もい草の未来を真剣に、そして前向きに考えている姿が印象的でした。

2日間で得た学びを胸に、YAiGUSA BASEもい草の未来を担う一員として、日々の栽培と向き合いながら挑戦を続けていきます。

そして萩原製造所は、そんな農家さんたちの想いが詰まった商品をこれからも丁寧にお届けしていきます。

YAiGUSA BASE(ヤイグサベース)

2024年、静岡県焼津市で始動した萩原のい草栽培プロジェクト。単なるい草を栽培する場ではなく、「日本のい草産業・文化を盛り上げ、未来につないでいきたい」という想いから発足しました。

Instagram:@yaigusa_base


い草農家の手しごと
熊本のい草農家さんとYAiGUSA BASEのい草小物

この記事を書いた人:

【萩原製造所編集スタッフ】
い草に携わって130年以上の歴史を持つ〈萩原株式会社〉の直営オンラインショップの編集スタッフ。豊富な知識を生かして、現代のお家でも生かせる、い草と暮らしのアイデアをご紹介していきます。

2026.03.26
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